ネットワークの設定
■「/etc/sysconfig/network」の設定。
[bibo-roku@localhost ~]$ sudo vi /etc/sysconfig/network
[sudo] password for bibo-roku: _ ← bibo-roku のパスワード入力。
下記「network」ファイル編集。
NETWORKING=Yes ←初めから記入されていた。
HOSTNAME=localhost.localdomain ←マシンのホスト名をFQDN形式(ホスト名+ドメイン名)で設定。
GATEWAY=192.168.0.1 ←ゲートウェイのアドレスを設定。
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「NETWORKING」はシステム起動時にネットワークを有効にするという設定。
「HOSTNAME」はCentOSインストール時にデフォルトで入力してあった物がそのまま採用されている。後に変更予定。
「GATEWAY」はローカルネットワーク(LAN)とグローバルネットワーク(INTERNET)の境に置かれて、インターネットへの出口とされるネットワーク機器のことで、通常ルータがその役割を負うことが多いでしょう。
GATEWAYのLAN側のIPアドレスはプライベートIPで通常クラスCと呼ばれる192.168.0.1~192.168.255.254までが使用可能。(ルータによるかも知れません。)
ただし、他のネットワーク機器と重複してはいけません。
■「/etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth0」を編集する。
[bibo-roku@localhost ~]$ sudo vi /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth0
[sudo] password for bibo-roku: _ ← bibo-roku のパスワード入力。
下記「ifcfg-eth0」ファイル編集。追記していく。
DEVICE="eth0" ←イーサネットカードの数により増える。
HWADDR="00:0C:29:21:83:B4" ←MACアドレスはインストール時VM(uuid)で決める模様。
BOOTPROTO=static ←DHCPを使用するなら「dhcp」固定IPなら「static」アドレスなしなら「none」。
TYPE=Ethernet ←ネットワークの種類。通常はイーサネットで良い。
NM_CONTROLLED="no" ←ネットワーク設定をGUIでコントロールしないのでno。
ONBOOT="yes" ←起動時にネットワークアダプタも起動。
IPADDR=192.168.0.66 ←今回はCentOSのネットワークにこのアドレスを付与。
NETMASK=255.255.255.0 ←クラスCのサブネットマスク。
DNS1=192.168.0.1 ←DNSサーバのアドレス。ゲートウェイ(ルータ)が兼用している。
DNS2=8.8.8.8 ←ルータの簡易DNSが不調の場合のためにグーグルのDNSを指定。
GATEWAY=192.168.0.1 ←ゲートウェイ(ルータ)のアドレス。
IPV6INIT=no ←IPV6のアドレスは使用しない。
PEERDNS=no ←DHCPで取得したDNSサーバのアドレスを/etc/resolv.confに反映しない。
USERCTL=no ←デバイスの制御をroot以外に許可しない。
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ifcfg-eth0ファイルがない場合は「vi」コマンドで作成する。
サイトを見て回ると、この設定をすると以下の「/etc/resolv.conf」に設定が反映されるとのこと。(当方は反映されていないようだった。「NM_CONTROLLED="no"」が原因かも?)
■「/etc/resolv.conf」を編集。
[bibo-roku@localhost ~]$ sudo vi /etc/resolv.conf ←ネットワークデバイスのリスタート。
[sudo] password for bibo-roku: _ ← bibo-roku のパスワード入力。
下記「resolv.conf」ファイル編集。追記していく。
DOMAIN=localhost.localdomain ←ドメイン。後に変更予定。
nameserver 192.168.0.1 ←ゲートウェイ(ルータ)の簡易DNSサーバ。
nameserver 8.8.8.8 ←予備のグーグルDNSサーバ。
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インストール時にネットワーク設定しないと何も書かれていない場合があるようなので、直接書き込みます。
「/etc/resolv.conf」はCentOSが使用するDNSサーバの情報を記述するファイルとのこと。
基本的には「ネームサーバのアドレス」「domain」「search」の項目があります。
「ネームサーバのアドレスは」上から順に使用され、三つまで記述可能とのこと。
「domain」は自分が所属しているドメイン名を指定します。すると、DNS を引く時にこのドメイン名を付加して解決しようとしてくれるとのこと。
「search」は「domain」を複数指定できるようにしたものとのこと。
指定したドメインを順に付加して、DNS を引いてくれます。
IPアドレス |
ホスト名 |
192.168.0.66 |
bibo-roku1.sample.com |
192.168.0.77 |
bibo-roku2.sample.com |
上記のような場合、「resolv.conf」に以下のように記述した場合、「sample.com」を自動に付加して「bibo-roku1」や「bibo-roku2」と入力しただけで名前解決ができる模様。
domain sample.com
nameserver 192.168.0.1
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「search」の場合は以下のように複数のサブドメインを利用できると言うことかな?
IPアドレス |
ホスト名 |
192.168.0.66 |
bibo-roku1.hoge.sample.com |
192.168.0.77 |
bibo-roku2.foo.sample.com |
search hoge.sample.com foo.sample.com
nameserver 192.168.0.1
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■設定を反映。
[bibo-roku@localhost ~]$ sudo /etc/init.d/network restart
Shutting down loopback interface: [ OK ]
Bringing up loopback interface: [ OK ]
bringing up interface eth0: Determining if address 192.168.0.66 is already in use for device eth0... [ OK ]
続いてネットワークの確認。
[bibo-roku@localhost ~]$ ping www.yahoo.co.jp
PING www.g.yahoo.co.jp (118.151.231.231) 56(84) bytes of data.
64 bytes from f2.top.vip.bbt.yahoo.co.jp (118.151.231.231): icmp_seq=1 ttl=52 time=5.79 ms
64 bytes from f2.top.vip.bbt.yahoo.co.jp (118.151.231.231): icmp_seq=2 ttl=52 time=4.93 ms
64 bytes from f2.top.vip.bbt.yahoo.co.jp (118.151.231.231): icmp_seq=3 ttl=52 time=5.12 ms
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ネットワークの設定をするために「/etc/init.d/network」をリスタートする必要があります。
リスタートにはルート権限が必要です。
リスタート後はネットワーク開通の確認を「ping」コマンドや「nslookup」、インストールしてあるならば「ブラウザ」で行います。
「ping」コマンドは「ctrl+C」で止まります。
開通していれば、VirtualBoxのホストOS(Windows)側からターミナルソフトのSSH2で接続が可能です。
VirtualBoxのネットワーク設定は「ブリッジアダプター」で、使用しているホストOSのネットワークポートもしくは無線ネットワークカードを指定します。
これでホストとゲストのIPアドレスを別々に設定できました。
2015-04-18 01:07
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