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ホスト名の変更 [サーバ立ち上げ準備]

ホスト名の変更

■「/etc/sysconfig/network」の変更。


[bibo-roku@localhost ~]$ hostname ←ホスト名の確認。
localhost.localdomain ←OSインストール時に設定せずに進めたため。

下記「/etc/sysconfig/network」ファイル編集。

HOSTNAME=localhost.localdomain
HOSTNAME=centos.mydomain ←このように変更。

 CentOSでサーバを構築する予定なので、CentOSはLAN内のPC等からアクセスされることになるはずです。
 数少ない機器ですので、IPアドレスを覚えるのも苦にはならないのですが、トラブルの原因にもなるとのことで変更することにします。
 WEBサーバやメールサーバの指定もIPアドレスじゃ無くて指定しやすいと思われます。

■「etc/hosts」を編集する。


[bibo-roku@localhost ~]$ sudo vi /etc/hosts

下記はデフォルトの「hosts」ファイル。これを編集していく。

127.0.0.1   localhost localhost.localdomain localhost4 localhost4.localdomain4
::1         localhost localhost.localdomain localhost6 localhost6.localdomain6

 このファイルにはホスト名とIPアドレスを対応させた表を記述します。
「IPアドレス」「ホスト名」「ホスト別名」という書式でホスト名は別名を複数追記できます。
 IPアドレスは8、10、16進数で指定可能とのこと。
「127.0.0.1」はIPv4で表記されたローカルループバックアドレスで「::1」はIPv6の物です。
 ホスト名は正式名称を記述します。通常は「ノード名」.「ドメイン名」とのこと。
 今回は下記のように編集してみました。

[bibo-roku@localhost ~]$ sudo vi /etc/hosts

127.0.0.1   localhost localhost.localdomain localhost4 localhost4.localdomain4
::1         localhost localhost.localdomain localhost6 localhost6.localdomain6
192.168.0.66 centos.mydomain centos www ←追記。
「192.168.0.66」はCentOSに付与したIPアドレスで「centos.mydomain」「centos」「www」と対応させてみましたた。
「www」は「WEB」サーバを指定するのに使えると思っています。
 今回はパスしましたが「127.0.0.1」の方も変更すべきなのかもしれません。

■ホスト名の確認。


[bibo-roku@localhost ~]$ sudo /etc/init.d/network restart ←「hosts」編集後にネットワークの再起動。

[bibo-roku@localhost ~]$ hostname
centos.mydomain ←正式名称だけ表示される「centos」「www」は出ない模様。

[bibo-roku@localhost ~]$ ping centos.mydomain ←正式名称でPING。
PING centos.mydomain (192.168.0.66) 56(84) bytes of data.
64 bytes from centos.mydomain (192.168.0.66): icmp_seq=1 ttl=64 time=0.064 ms

[bibo-roku@localhost ~]$ ping centos ←別名「centos」でPING。
PING centos.mydomain (192.168.0.66) 56(84) bytes of data.
64 bytes from centos.mydomain (192.168.0.66): icmp_seq=1 ttl=64 time=0.060 ms

[bibo-roku@localhost ~]$ ping www ←別名「www」でPING。
PING centos.mydomain (192.168.0.66) 56(84) bytes of data.
64 bytes from centos.mydomain (192.168.0.66): icmp_seq=1 ttl=64 time=0.071 ms

[bibo-roku@centos ~]$ ←ログインし直すと「@localhost ~」から「@centos ~」に。
 ループバックアドレスの対応表を変更すべきか判断がつきませんでした。
 ループバックとlocalhostはそのままでも良いような気もしますが……。


SELinuxを停止させる [サーバ立ち上げ準備]

SELinuxを停止させる

■SELinuxの状態を確認する。


[bibo-roku@localhost ~]$ sudo vi /usr/sbin/getenforce
Enforcing ←機能している。
 SELinuxはセキュリティ管理するモジュールですが、強力なアクセス制限によってインストール作業や運用で邪魔になることがあるとのことで、慣れるまでとりあえず止めておきます。
 手順を間違えるとカーネルパニックを起こすことがあるらしいので注意とのこと。

■「/boot/grub/grub.conf」のバックアップ及び編集。


[bibo-roku@localhost ~]$ sudo cp /boot/grub/grub.conf grub.conf.bak ←バックアップ作成。

[bibo-roku@localhost ~]$ sudo vi /boot/grub/grub.conf ←編集。

下記「grub.conf」ファイル編集。

# grub.conf generated by anaconda
#
# Note that you do not have to rerun grub after making changes to this file
# NOTICE:  You have a /boot partition.  This means that
#          all kernel and initrd paths are relative to /boot/, eg.
#          root (hd0,0)
#          kernel /vmlinuz-version ro root=/dev/mapper/VolGroup-lv_root
#          initrd /initrd-[generic-]version.img
#boot=/dev/sda
default=0
timeout=5
splashimage=(hd0,0)/grub/splash.xpm.gz
hiddenmenu
title CentOS 6 (2.6.32-504.el6.i686)
        root (hd0,0)
        kernel /vmlinuz-2.6.32-504.el6.i686 ro root=/dev/mapper/VolGroup-lv_root rd_NO_LUKS rd_NO_MD rd_LVM_LV=VolGroup/lv_swap crashkernel=auto  KEYBOARDTYPE=pc KEYTABLE=jp106 rd_LVM_LV=VolGroup/lv_root LANG=ja_JP.UTF-8 rd_NO_DM rhgb quiet enforcing=0 ←追記する。
        initrd /initramfs-2.6.32-504.el6.i686.img
「rhgb quiet」を検索しその後にスペースを挟んで「enforcing=0」を追加して保存する。

■「/etc/selinux/config のバックアップ及び編集。


[bibo-roku@localhost ~]$ sudo cp /etc/selinux/config config.bak

下記「config」ファイル編集。追記していく。

# This file controls the state of SELinux on the system.
# SELINUX= can take one of these three values:
#     enforcing - SELinux security policy is enforced.
#     permissive - SELinux prints warnings instead of enforcing.
#     disabled - No SELinux policy is loaded.
#SELINUX=enforcing ←コメントアウトする。
# SELINUXTYPE= can take one of these two values:
#     targeted - Targeted processes are protected,
#     mls - Multi Level Security protection.
SELINUXTYPE=targeted
SELINUX=disable ←追記する。

「SELINUX=enforcing」を探し#を付けてコメントアウトしす。
「#SELINUX=enforcing」
  その次の行あたりに「SELINUX=disable」を書き加えます。

■reboot する。


[bibo-roku@localhost ~]$ sudo reboot
 OSの再起動が伴うので注意が必要です。

■再度SELinuxの状態を確認する。


[bibo-roku@localhost ~]$ sudo getenforce
[sudo] password for bibo-roku: 
Permissive ←「SELinux のポリシーは適用されるが制限はかからない状態」

 Disabled の場合は「SELinux が無効」です。
「VirtualBox」を使用しているので、この辺でやり直しができる「スナップショット」をかけておきます。


ネットワークの設定 [サーバ立ち上げ準備]

ネットワークの設定

■「/etc/sysconfig/network」の設定。


[bibo-roku@localhost ~]$ sudo vi /etc/sysconfig/network
[sudo] password for bibo-roku: _ ← bibo-roku のパスワード入力。

下記「network」ファイル編集。

NETWORKING=Yes ←初めから記入されていた。
HOSTNAME=localhost.localdomain ←マシンのホスト名をFQDN形式(ホスト名+ドメイン名)で設定。
GATEWAY=192.168.0.1 ←ゲートウェイのアドレスを設定。
「NETWORKING」はシステム起動時にネットワークを有効にするという設定。
「HOSTNAME」はCentOSインストール時にデフォルトで入力してあった物がそのまま採用されている。後に変更予定。
「GATEWAY」はローカルネットワーク(LAN)とグローバルネットワーク(INTERNET)の境に置かれて、インターネットへの出口とされるネットワーク機器のことで、通常ルータがその役割を負うことが多いでしょう。
 GATEWAYのLAN側のIPアドレスはプライベートIPで通常クラスCと呼ばれる192.168.0.1~192.168.255.254までが使用可能。(ルータによるかも知れません。)
 ただし、他のネットワーク機器と重複してはいけません。

■「/etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth0」を編集する。


[bibo-roku@localhost ~]$ sudo vi /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth0
[sudo] password for bibo-roku: _ ← bibo-roku のパスワード入力。

下記「ifcfg-eth0」ファイル編集。追記していく。

DEVICE="eth0" ←イーサネットカードの数により増える。
HWADDR="00:0C:29:21:83:B4" ←MACアドレスはインストール時VM(uuid)で決める模様。
BOOTPROTO=static ←DHCPを使用するなら「dhcp」固定IPなら「static」アドレスなしなら「none」。
TYPE=Ethernet ←ネットワークの種類。通常はイーサネットで良い。
NM_CONTROLLED="no" ←ネットワーク設定をGUIでコントロールしないのでno。
ONBOOT="yes"  ←起動時にネットワークアダプタも起動。
IPADDR=192.168.0.66 ←今回はCentOSのネットワークにこのアドレスを付与。
NETMASK=255.255.255.0 ←クラスCのサブネットマスク。
DNS1=192.168.0.1 ←DNSサーバのアドレス。ゲートウェイ(ルータ)が兼用している。
DNS2=8.8.8.8  ←ルータの簡易DNSが不調の場合のためにグーグルのDNSを指定。
GATEWAY=192.168.0.1 ←ゲートウェイ(ルータ)のアドレス。
IPV6INIT=no ←IPV6のアドレスは使用しない。
PEERDNS=no ←DHCPで取得したDNSサーバのアドレスを/etc/resolv.confに反映しない。
USERCTL=no ←デバイスの制御をroot以外に許可しない。

 ifcfg-eth0ファイルがない場合は「vi」コマンドで作成する。
 サイトを見て回ると、この設定をすると以下の「/etc/resolv.conf」に設定が反映されるとのこと。(当方は反映されていないようだった。「NM_CONTROLLED="no"」が原因かも?)

■「/etc/resolv.conf」を編集。


[bibo-roku@localhost ~]$ sudo vi /etc/resolv.conf ←ネットワークデバイスのリスタート。
[sudo] password for bibo-roku: _ ← bibo-roku のパスワード入力。

下記「resolv.conf」ファイル編集。追記していく。

DOMAIN=localhost.localdomain ←ドメイン。後に変更予定。
nameserver 192.168.0.1 ←ゲートウェイ(ルータ)の簡易DNSサーバ。
nameserver 8.8.8.8 ←予備のグーグルDNSサーバ。

 インストール時にネットワーク設定しないと何も書かれていない場合があるようなので、直接書き込みます。
「/etc/resolv.conf」はCentOSが使用するDNSサーバの情報を記述するファイルとのこと。
 基本的には「ネームサーバのアドレス」「domain」「search」の項目があります。
「ネームサーバのアドレスは」上から順に使用され、三つまで記述可能とのこと。
「domain」は自分が所属しているドメイン名を指定します。すると、DNS を引く時にこのドメイン名を付加して解決しようとしてくれるとのこと。
「search」は「domain」を複数指定できるようにしたものとのこと。
 指定したドメインを順に付加して、DNS を引いてくれます。

IPアドレス ホスト名
192.168.0.66 bibo-roku1.sample.com
192.168.0.77 bibo-roku2.sample.com

 上記のような場合、「resolv.conf」に以下のように記述した場合、「sample.com」を自動に付加して「bibo-roku1」や「bibo-roku2」と入力しただけで名前解決ができる模様。


domain sample.com
nameserver 192.168.0.1


「search」の場合は以下のように複数のサブドメインを利用できると言うことかな?

IPアドレス ホスト名
192.168.0.66 bibo-roku1.hoge.sample.com
192.168.0.77 bibo-roku2.foo.sample.com


search hoge.sample.com foo.sample.com
nameserver 192.168.0.1

■設定を反映。


[bibo-roku@localhost ~]$ sudo /etc/init.d/network restart
Shutting down loopback interface:                     [  OK  ]
Bringing up loopback interface:                       [  OK  ]
bringing up interface eth0:  Determining if address 192.168.0.66 is already in use for device eth0...                       [  OK  ]

続いてネットワークの確認。

[bibo-roku@localhost ~]$ ping www.yahoo.co.jp
PING www.g.yahoo.co.jp (118.151.231.231) 56(84) bytes of data.
64 bytes from f2.top.vip.bbt.yahoo.co.jp (118.151.231.231): icmp_seq=1 ttl=52 time=5.79 ms
64 bytes from f2.top.vip.bbt.yahoo.co.jp (118.151.231.231): icmp_seq=2 ttl=52 time=4.93 ms
64 bytes from f2.top.vip.bbt.yahoo.co.jp (118.151.231.231): icmp_seq=3 ttl=52 time=5.12 ms

 ネットワークの設定をするために「/etc/init.d/network」をリスタートする必要があります。
リスタートにはルート権限が必要です。
 リスタート後はネットワーク開通の確認を「ping」コマンドや「nslookup」、インストールしてあるならば「ブラウザ」で行います。
「ping」コマンドは「ctrl+C」で止まります。
 開通していれば、VirtualBoxのホストOS(Windows)側からターミナルソフトのSSH2で接続が可能です。
 VirtualBoxのネットワーク設定は「ブリッジアダプター」で、使用しているホストOSのネットワークポートもしくは無線ネットワークカードを指定します。
 これでホストとゲストのIPアドレスを別々に設定できました。


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